５日、公示された衆議院議員選挙は、各地で期日前投票が始まる中、全ての有権者に安心して投票してもらおうという新たな取り組みが始まっています。 福島市役所の期日前投票所には、仕事などの都合で、２７日の投票日に投票できない人たちが訪れました。 投票した人は「国政選挙なので、やっぱり一番早く来た。福祉のいろんなことをやっぱり不安抱えているので安心した老後に期待したい。」「少子化対策を推進していただけるとありがたいですね。」などと話していました。 今回の衆院選で、県内の市町村が開設する期日前投票所は、前回とほぼ同じ１９８カ所。 県選挙管理委員会によりますと、前回の衆院選で期日前投票をした人は、過去最多の３９万２０００人余りに上り、投票全体の４割以上を占めました。 全ての有権者に、安心して投票所に来てもらおうという新たな取り組みも。 【過足竜太朗記者】 「今回の選挙から耳が不自由な人などのために、このようなコミュニケーションボードが導入されました。職員に指を差して意思表示ができます。入場券を忘れたり、書き間違えたりした場合も、イラストを指差してやりとりできるボードです。」 福島市選管は、このボードを期日前投票を含めた、市内全ての投票所に設置して、言葉を発するのが難しい人をサポートする態勢を整えています。