巨人・丸佳浩 さらなるバージョンアップへ/年男の決意
頑丈な体は健在だ。4月に36歳を迎える丸佳浩は、まだまだ主力としての期待を背負う。 【選手データ】丸佳浩 プロフィール・通算成績 17年目の昨季は131試合に出て打率.278、14本塁打、45打点、出塁率.360。5月から一番打者を担い、打率.244だった前年からの復活を遂げた。今季へ向けて4000万円増の年俸3億2000万円(金額は推定)で契約更改し、「(球団側から)一番バッターとして、チームを引っ張ってもらって非常に助かった、という言葉もいただいた。でも、自分の中の評価はそこまで高くない」と、あくなき向上心を口にする。 簡単に若手へ出番を譲る気はない。「自分がレギュラーとして出続けられるとか、一つも思っていない。浅野翔吾選手、佐々木俊輔選手、萩尾匡也選手と、生きのいい外野手はたくさん出てきていますから、負けないように頑張りたい」と高い壁となる覚悟だ。 昨季は146安打を記録し、通算1842安打まで積み上げた。残り158本に迫る節目の数字については「頭の片隅にもなかった。まだまだ現役でやっていきたいし、一日一日を必死にやらないと」と高いモチベーションを維持している。 オフの自主トレでは「可動域を意識したエクササイズを取り入れて3年ぐらい経つのかな。継続してやった影響か、ある程度重いものを持って体を大きくしても、不具合が出なさそうな感じが今はする」と、筋量アップの土台となる柔軟性に手応え。さらなるバージョンアップを図る。 写真=BBM
週刊ベースボール