11日召集された特別国会は、石破政権が続投となりましたが、少数与党による国会運営では、与野党が折り合いをつけることが不可欠となります。10月の衆議院選挙で選ばれ、初登院した県関係の国会議員8人全員に聞きました。 飯島記者 「東京の国会議事堂前です。現在、午前7時半を過ぎたところですが、衆議院選挙で当選した議員や多くの報道陣が門が開くのを待っています」 県関係の議員で最初に姿を見せたのは、立憲民主党の福田淳太さん。 伊那谷の長野5区で敗れたものの、比例復活で初当選を果たした30歳です。 立憲 長野5区・比例 初福田淳太 議員 「国民の生活が第一の政治を取り戻さなければならないと訴えてまいりました。それをあらためて門をくぐって国会議事堂を前にしてですね、やってやろうとあらためて思っております」 同じく立憲民主党の神津健さんは、東信・長野3区で、政治家一族の対決を制しました。 立憲 長野3区 2期目神津健 議員 「自民党を過半数割れに追い込んだというところで緊張感のある政治が行われていくと、これを続けていくことによって2つの政党が政策で切磋琢磨できる環境というのがこれから整っていくというふうに思っています」 その神津さんと与野党の今後を暗示させる姿を見せたのは、比例単独の公明党・中川宏昌さんです。 公明 比例単独 2期目中川宏昌 議員 「野党の皆さまと真摯に対話をしながら、向き合いながらやっていくということでないと、政策にしても法案にしても通っていきませんので、その辺はしっかり対応してまいりたい」 一方、自民党の宮下一郎さんは、自らも説明に時間を割いた政治とカネの問題について…。 自民 長野5区 7期目宮下一郎 議員 「政治不信に関する皆さまの厳しいご判断がこういう状況になったというふうに思いますのでそういう意味では今後、まずは経済対策ということでありますけれども同時に政治改革もしっかり進めなくてはいけない」 政治改革は果たして進むのか。11日の総理大臣の指名選挙では、石破首相の続投が決まり、自民・公明は少数与党となりました。 自民 長野3区・比例 5期目井出庸生 議員 「政局じゃなくてね、国民のために何をやるかというところの、そこが国民の皆さんにご理解が得られれば、自民党、少数になったけどしっかりやってるんじゃないかということになっていくと思いますのでそういう積極的な国会運営・各党協議をやっていきたい」 立憲 長野2区 6期目下条みつ 議員 「仲間も相当増えたし、拮抗した緊張した国会が始まると思いますので、さらに身を引き締めて勝って兜の緒を締めよじゃないですけど、しっかりやっていきたい気持ちでいっぱいです」 自民 長野4区 8期目後藤茂之 議員 「さしあたりあの103万円の問題だとか（ガソリン税の）トリガーの問題だとか」「協議については今週からしっかり具体的にやっていくということで政調会長同士が話しておられるので、国民民主党とこの問題についてはきちんと話していく必要あります」 立憲 長野1区 8期目篠原孝 議員 「自民党があれだけだらしないのにわが党がもっと議席を増やせないのはやっぱりわが党がだらしないからかなと思います。国会論戦をきちんとしていったらいいんじゃないかと思います」