【大谷ステップ】大谷翔平選手今シーズンの“脅威の盗塁”を盗塁王・川﨑宗則選手が解説「スタートを切る勇気と嗅覚」
盗塁への「勇気」と「嗅覚」
スピードの向上もあり、メジャートップクラスの盗塁を続けている大谷選手。 走塁時のスピードは、約9.1mを1.71秒という驚異的な速さで通過しています。その初速は、“人類最強”のウサインボルト選手が2009年に世界新記録を出した際の10mのタイム(1.89秒)で計算すると“互角”に近いものだといいます。 ――日本では盗塁王を取られた川﨑さん的にこのタイムは? 川﨑宗則選手: いやもう、めちゃくちゃ速いです。メジャーでもトップクラスですし、翔平さん自体がスプリントに興味があるんですよ。走ることが好きなので、これからも速くなっていく可能性がありますね。 ――盗塁成功率が92%と驚くべき数字ですが理由があるのですか? これは、大谷選手がピッチャーということもあって、投げる球種とか、例えばストレートよりカーブの方が遅いんです。遅い球の方が盗塁が決まりやすいんですけど、そういう嗅覚ですね。配球も読めるところ、クセも勉強していますけども、何よりもあそこでスタートを切る勇気と嗅覚、これが翔平さんはビンビンなんです。 盗塁の成功率については大谷選手自身も、「常に、誰でもそうだと思いますけど、高い確率でセーフになるという自信があれば行くべきですし、1個でも多くの塁を詰めるべきだと思うので、シンプルですけど。多く企画して失敗が多くて成功が多いよりも、それなりの企画数で高い成功数の方がいいんじゃないかなとは思っています」と話していました。 ――46:46までくると、50:50も達成できるのではないかと? 川﨑宗則選手: これからラスト19試合なんですけど、本当にホームランは難しいんですよ。確率的には一番。盗塁に関しては、翔平さんかなり自信を持っていると思うので、後はホームランだけなんです。僕は、絶対にいけると思っています。翔平さんは行く! (『めざまし8』 2024年9月9日放送より)
めざまし8