「彼女のことを思うと心が折れた」女子競泳で米有力スイマーがまさかの理由で失格「ビデオ検証でも明らかになっている」【パリ五輪】
連日熱戦がくり広げられているパリ五輪、現地8月3日に行われた競泳女子200メートル個人メドレー決勝の内容に注目が高まっている。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック 同レースはカナダの新鋭、17歳のサマー・マッキントッシュが今大会3つ目の金メダルを獲得したことが話題を集めたが、3位でゴールしたアレックス・ウォルシュ(米国)が競技後、失格処分になったのだ。 米メディア『USA TODAY』はこの一件を詳細に報じている。同メディアの取材に世界水連はこの失格は「背泳ぎを完全に完了しなかったため」と認めたという。 記事では「ウォルシュは背泳ぎから平泳ぎへのターンの際、背泳ぎの区間を完全に終えておらず、うつ伏せの状態で進み過ぎた。これはビデオ検証でも明らかになっている」と泳法違反をとられたと指摘。 個人メドレーでは、バタフライから背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の順番で泳ぐが、2つ目の背泳ぎから平泳ぎへの移行に違反があったとビデオ検証で認められたというのだ。 ウォルシュといえば、東京五輪の200メートル個人メドレーでも金メダルに輝いた日本代表の大橋悠依と激しい争いの末に銀メダルを獲得した実力者でもある。周囲も落胆をあらわにする。 チームメートであり、200メートル個人メドレーにも出場、銀メダルに輝いた競泳代表のケイト・ダグラスはレース後、本人と直接会話は交わしていないとしながら「彼女のことを思うと本当に心が折れました」と驚愕の事実に心配する様子も示した。 今回のパリ五輪競泳女子では、アメリカ代表のケイティ・レデッキーが800メートル自由形で今大会2つ目となる金メダルを獲得、通算で9つ目のメダルとすべての競技を通じて女子選手の金メダルの最多記録に並ぶなど、華々しい記録ラッシュの陰で起きていた思わぬ悲劇。失格になったウォルシュにかわって、3位には豪州代表のケーリー・マキオンが入った。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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