映像素材1000時間以上「100カメ」が福島第一原発に密着、休憩所でこぼれる本音
オードリーがMCを務める「100カメ」(NHK総合)が、東京電力福島第一原子力発電所に密着。撮影交渉から2年4カ月、映像素材1000時間以上のドキュメントが届けられる。 【画像】作業員が現場に出る前に行う準備体操 「100カメ」は気になる場所に100台の固定カメラを設置して人々の生態を観察するドキュメンタリー番組。今回は、1号機で進む廃炉作業を取材した。事故から13年、毎日およそ4000人が廃炉作業にあたっている。今なお高い放射線量の中で闘うのは、とび工、クレーン操縦士など、全国から集まった腕利きの職人たち。被ばくを極力抑えるため、スピーディーに、かつ安全に作業を進めようと神経をとがらせる極限状態の現場を観察する。 作業員の詰所、休憩所にもカメラを設置。「家族を地元に残しての単身赴任なので、子供との時間を作りにくい」「常に全面マスクをつけての作業なので、夏場は肌荒れ、ニキビがつらい」など、カメラの存在を忘れて作業員が思わずこぼす本音から、知られざる悩みや素顔が垣間見える。 放送は明日8月19日(月)、NHK総合で。 ■ オードリー コメント 若林:こんなリアルに(作業現場を)見たテレビ、ほかにないな。たまに福島とかでロケがあったりすると、今どうなってんのかなって思ってた。知ることができる範囲が限られてるし。これからすごい気にしちゃうね、このニュース。 春日:日本全国からプロフェッショナルが集まってやっているんだね。日本の未来を背負っている方々だよね。 ■ 制作担当 小林涼太ディレクター コメント 福島で5年間暮らした経験から、「今この瞬間に福島第一原発では、どんな人たちがどんな作業をしているのか知りたい」という思いで番組を企画しました。事故から13年経った今の現場の“体温”や“息遣い”が伝わればと思っています。 ■ 100カメ「フジロック」 NHK総合 2024年8月19日(月)22:00~22:45