「初優出は地元でしたい」と意気込む屋良龍紀

　◆ルーキーシリーズ第１７戦（２７日・ボートレース大村・２日目） 　屋良　龍紀（２７）＝長崎（３日目１、１２Ｒに出走） 　２日目は１Ｒの絶好枠。初日４着からのリズムアップを目指したが「ターンマークを２個くらい外してしまった」。１Ｍはサイドを外すターンミス。なんとか３着で舟券には貢献したが、白星チャンスを逃して肩を落とした。 　自衛隊員からボートレーサーへ。高校まで野球に打ち込み、体を動かすことが好きで佐世保工高卒業後は自衛隊員に。海上自衛隊大村航空基地で働いていたが、自衛隊の先輩にボートレーサーを勧められたのが転身のきっかけ。４年半ほど働き、一発合格して１２９期生としてボートレーサー養成所に入所した。 　デビュー期は勝率１点台。その後は４期連続で２点そこそこの状態だったが、今期は３・７９と飛躍中。１着１１回、２着６回、３着１３回と舟券に絡むことが飛躍的に増え、前節の福岡一般戦で初めて予選を突破した。「前期は事故が多くて全然レースができなかった。今期の後半になって、やっとレースができるようになってきました」と近況を振り返る。 　大村参戦の前検日は、レース場横にある龍神社に向かい願掛けをしている。その祈りも通じて、ここまでけがなどすることなく来ている。「予選突破はしたので、地元で初優出したいです。足は普通はあります」。３日目はベスト１８入りへ一日早い勝負駆けに挑む。