チームによっては主力級!? 阪神の現役ドラフト注目選手(6)1軍レギュラーは“困難”か
日本野球機構(NPB)は12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。今回は今年の現役ドラフトで特に注目したい阪神タイガースの選手を紹介する。
長坂拳弥
・投打:右投右打 ・身長/体重:173cm/80kg ・生年月日:1994年4月28日 ・経歴:高崎健康福祉大高崎高 – 東北福祉大 ・ドラフト:2016年ドラフト7位 チーム事情もあり、思うように出場機会を得られていない長坂拳弥。現役ドラフトの対象となり得る1人といえるだろう。 高崎健康福祉大高崎高、東北福祉大を経て、2016年ドラフト7位で阪神タイガースに入団。ルーキーイヤーに一軍デビューを飾った。 プロ2年目には初めてスタメンマスクを被り、プロ初安打も記録。翌2019年にはプロ初本塁打も放った。 しかし、その後も梅野隆太郎、坂本誠志郎の壁は破れず。ファーム暮らしも多く、一軍では3番手捕手として出場機会は限られていた。 2022年は、5月に正捕手格の梅野が離脱したことを受けて一軍昇格。同年はスタメン起用も増加し、自己最多の27試合に出場したが、梅野が復帰した7月以降は再び出番を減らした。 今季はわずか5試合の一軍出場に終わった長坂。現役ドラフトで捕手層の薄い球団へ移籍となれば、レギュラー奪取のチャンスも増えてくるだろう。
ベースボールチャンネル編集部