「こんなに苦労するとは・・・半年たっても応募がない」 医療現場の人手不足 ついに医師会がマッチングに乗り出した
■細かい希望条件を提示 「for‐us(フォーアス)」は、採用のミスマッチを防ぐため診療科目や勤務時間、福利厚生などの詳細な希望条件をお互いに提示する仕組みとなっています。 また、医療機関は無料で求人情報を掲載できるため採用にかかるコストを大幅に抑えることができます。 内田こどもクリニックもすでに利用登録を済ませ、求人を掲載しています。 医療法人 内田こどもクリニック 内田智子理事長「第三者が入らずに直接意見が聞けるのは一番いいことだし、入職してからこうじゃなかったああじゃなかったという話になるよりも最初に入職するときに、お互いに納得してこの条件ならOKという感じでマッチングした方がいいかなと思います」 ■休職中の看護師「直接やりとりできるのが魅力」 福岡市に住む30代の看護師の女性は、現在、3歳と0歳の子供の育児に追われています。 看護師の女性(30代)「夫の勤務地が変わって、その時に引っ越しをしたのと、今現在子育て中のため、休職をしています」 来年4月に子供を保育園に預ける予定で、働ける時間帯や待遇面など条件に合う医療機関を探しています。 看護師の女性(30代)「転職サイトに一度登録するとすぐに電話がかかってくるんですけど、やはり子育てしながらだと登録してもすぐに電話に出られなかったりというのがあります」 福岡市医師会の求人マッチングサービスは、医療機関側と直接やり取りできるのが魅力的だと話します。 看護師の女性(30代)「求職サイトの場合は、直接企業とやりとりすることはありません。子育てをしながらだと、求職サイトの人と電話が難しい時間帯があったりしますが、気軽に求人などをみることができるし、自分の希望条件とマッチするというのはいいのかなと思います」 コロナ禍の影響もあり人手不足がより深刻となっている医療現場。 新しく始まったサービスが人手不足を解消する一助となるかもしれません。
RKB毎日放送