「超えちゃったこと。次へ次へ」王貞治会長がコメント 大谷の偉業「50-50」は通過点
“世界のホームラン王”こと王貞治ソフトバンク球団会長がドジャース・大谷翔平選手の「50-50」達成についてコメントしました。 【実際の映像】大谷翔平「51-51」達成後の会見「一生忘れないと思います」 「3本で一気に50本行っちゃったし、とにかく人をびっくりさせる男」と「48-49」から一気に「51-51」まで記録を伸ばしたことについて規格外の活躍に目を丸くした。続けて「毎年毎年、新たな期待を持つけど、それを本当に実現していくから、ますますファンの人の幅が広がるし、要求のレベルも高くなるけど、それを超えてくる」と賛辞を贈った。 球史に残る成績を残した大谷だが王会長は「これだって通過点だと思わないと。これが目標だったわけではないんだから。彼ももちろんそのつもりでやると思うので。どこまで行ってくれるか、また楽しみだね」と期待を口にした。 シーズン残り9試合、直近では「55-55」に期待がかかるが、そのことを記者に問われると「十分に可能性はある」と答えた。「自分も選手としてやっていたけど、これで良いってことはないんだよね。それは超えちゃったことだから。終わったことだから。次へ次へという思いがあるから。相手さえちゃんと勝負してくれれば、打つんじゃないかな」と自身の経験をもとに前人未到の「50-50」ですらあくまで通過点であることを強調した。 イチロー氏以来のMLBシーズン50盗塁超えの記録については「50盗塁というのは、日本の盗塁王でもそんなに数行ってない。とにかく内容がすごい」「どんなに足がはやい人でも、スタートが切れない人が圧倒的に多いわけだから。あれだけ決断力があって、ギリギリセーフというよりも、悠々セーフというのが多い」と手放しに褒めたたえた。 来シーズンには投打二刀流の復活が見込まれる大谷。王会長は「ピッチャーを来年やりだすと、盗塁はそんなにはできないかもしれないけど、可能性はますます広がっていくから。どこまでやってくれるか、見守っていこうよ」と新たな大谷の活躍を期待した。
テレビ朝日