俳優生活40年・妹尾和夫「お笑いスター誕生!!」に挑戦
楽屋にはシティボーイズ、とんねるずの姿も
本選当日。楽屋には、大竹まこと、きたろう、斉木しげるの「シティボーイズ」やものまねタレントのコロッケ、イッセー尾形、さらに、すでに同番組で人気に火が付きテレビで活躍し始めていた「とんねるず」らがいた。楽屋はあっても、どのグループも廊下などで稽古をしていた。 そんな中、いよいよ本番が始まり出番が回ってきた。審査員席には、京唄子、鳳啓助ら大物ばかり。あせりながらも、妹尾たちはいつものようにコントを披露した。 すると、京唄子にこう言われた。「男性2人、芝居がしっかりしていておもしろくない」。ズバッと言われた妹尾は、一瞬たじろいだ。しかし「そんなことないよ、発想がおもしろいよね」という男性の声が聞こえた。あの、漫画家の赤塚不二夫だった。 結局、1週目は見事に合格。これから勝ち抜いていけるのか、3人の新たな挑戦が始まった。 ■妹尾和夫(せのお・かずお)1951年11月17日大阪市大正区生まれ。20代半ばから大阪を拠点にドラマ「部長刑事」「必殺シリーズ」「暴れん坊将軍」に悪役で多数出演。現在、テレビ「せのぶら本舗」、ラジオ「とことん全力投球!!妹尾和夫です」(いずれもABC朝日放送)、「妹尾和夫のパラダイスKyoto」(KBS京都ラジオ)で活躍中。