『シン・仮面ライダー』庵野秀明監督、「1話完結が本来の姿」1話ごとのエンディング撮影で第2号・柄本佑に「忙しい中、来てもらった」
昨年3月に公開された映画「シン・仮面ライダー」のブルーレイ&DVD発売記念トークショー付き上映会が15日、東京都内で行われ、同作の脚本・監督を務めた庵野秀明監督(64)、尾上克郎准監督(64)、田渕景也アクション監督(51)の3人が作品の裏話に花を咲かせた。 今回のブルーレイ&DVDは、映画を5話のテレビフォーマット版に再編集。1話ごとのエンディングシーンを新たに撮影し直したという。そのため、映画で仮面ライダー第2号を演じた柄本佑に「(NHK)大河ドラマで忙しい中、3日間だけこっちに来てもらった」(庵野監督)。真夏の中、ライダーの衣装を着てもらって改めて撮影したという。 庵野監督は「今の時代、(仮面ライダーのような)アクションシーンを撮れる場所が本当にない。小河内ダムで撮影できたのは最高だったが、担当者の方が『エヴァンゲリオン』のファンだったおかげだった(笑)」などと明かし、「僕は仮面ライダーはやっぱり1話完結のドラマが本来の姿だと思うので、DVD版はこうしたかった」と映画製作の時点でテレビフォーマット版を考えていたと語っていた。
中日スポーツ