[MOM4849]東福岡FW山口倫生(2年)_苦しんできた点取り屋が決勝弾!残りシーズンでのゴール量産を宣言
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [9.28 プレミアリーグWEST第16節 東福岡高 1-0 米子北高 東福岡高G] 【写真】ミスマガジン2023、16歳グラドルのユニ姿に「最高に可愛い」「天使」「くぅー!」 怪我で苦しんできたストライカーが、“爆発”へのきっかけとなるゴールだ。東福岡は後半25分、MF大谷圭史(3年)が右サイド後方からアーリークロス。これを交代出場のFW山口倫生(2年=アビスパ福岡U-15出身)が右足ダイレクトボレーで決めた。 「キッカーも(プレースキッカーを務める大谷)圭史君だったんで、クロスが来るって大体分かっていました。ボレーは結構得意な方であったんで、トラップより1タッチで狙った方がいいんじゃないかなと思って、あと決めるだけでした」。平岡道浩監督も「何か知らんけど、決める。ストライカーですね」と称賛する点取り屋。そのFWは、ファーストプレーからキレのある動きを見せていた。 山口は後半14分に投入されるとその直後、「FWはとにかく裏、裏っていう指示が出ていて、その中で1本ボールが来たんで、自分が仕事しなきゃいけないと」DF背後へ鋭い動き。一気にDFの前へ出ると、米子北高CBにファウルで倒され、レッドカードを誘発した。「アップ、ちゃんと頑張ったんで」という山口のビッグプレー。拮抗した展開を傾け、自らの決勝点に結びつけた。 この日、山口は「ちょっといつもと思う違う気持ちの入れ方をしていました」と振り返る。名門・東福岡で1年時からプレミアリーグWESTに出場し、ゴールを決めている注目ストライカー。抜群の推進力とスピード、得点力も兼ね備え、昨年の九州のU-16リーグではMVPにも輝いている。だが、飛躍が期待された2年目は怪我に悩まされ、プレミアリーグはここまで1ゴールのみ。前節はベンチ外となっていた。 この日はリーグ残留への大一番。また、個人としても「もう、そろそろ決めないといけない。FWは点を決めるしかないから、それで絶対決めようって思っていた」。この試合にかけていたストライカーが、コーチ陣も認める点取り屋の才能を発揮。本人は、この1点を今後のゴール量産に繋げる意気込みだ。 今年は怪我の影響によって、新人戦県大会もインターハイ県予選も出場することができていない。「(選手権予選では)“爆発”します。今年、“爆発するしかない”っす」。先輩たちは苦しいシーズンの中でも、プレミアリーグWESTで勝ち点を重ねてくれている。自分はこれから連発するだけ。そして、先輩たちに恩返しする。