万博チケット、秋篠宮さまへ早速お届け 前売り爆買い経産相は「空飛ぶクルマは大丈夫」
大阪・関西万博の開幕500日前のイベントが、大阪、東京、名古屋で開かれ、各会場で機運を盛り上げた。このうち、東京のイベント会場では、西村康稔経産相が登場して「早速10万円分を購入した」などとユーモラスに呼びかけた。 くしくも、博覧会の名誉総裁である秋篠宮さまの誕生日。十倉雅和・20025年日本国際博覧会協会長は、イベントに先立ち、秋篠宮さまのもとに伺ったことを明らかにし、「準備状況をご説明してきた。このよき日に、できたばかりのチケットをお届けできた」とも逸話を紹介した。 イベントで意欲的に発信した来賓の西村経産相。「早速、私自身と家族、親戚、合計10万円分買った。何回でも行ってやろうと思う」と笑いをとりつつ、「コロナ、ウクライナ侵略、中東情勢などの中、命の大切さをかみしめながら、日本や各国の文化や技術が発信されることを期待する」と語った。
前回の大阪万博について「私は8歳だった。月の石では、えらい並ぶなあと思った。大変だった」と、地元関西弁で苦笑しつつ、「だが、その後、空を眺めては想像をかきたてられた。同様に、老若男女が技術を体験し、未来に夢や希望を持つ万博になれば」との展望も。 また、経済閣僚らしく、「きょう(東京ビッグサイトの)国際ロボット展に行ってきた。わくわくする技術ばかりだ。さまざまな現場で人間とロボットが活躍している。こうした新しいイノベーションが万博でも発信される。人間そっくりのアンドロイド、IPS細胞などがある」と、自分なりの見どころを披露した。 さらに、「皆さん、飛ぶかどうか心配しているが、空飛ぶクルマも、必ず飛びます。そういうものを体感してもらえる」と太鼓判を押す場面も。 また、インバウンドへの期待に触れ、「円安ですから。今後、金融政策どうなるかわかりません。海外の方は、いまのうちに買ってほしい」と、円安を逆手に外需に期待するジョークも。 一方で、経費問題も意識して、「予算については徹底的に管理する。経済効果も上振れすることを期待する。海外から人が来ればもっと上振れする」とも期待した。