巨人へFA移籍の甲斐が談話 自問自答を繰り返した末の決断 「本当にホークスを離れていいのか」「野球選手としての自分をもっと高めたい」【全文】
ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人移籍を決めた甲斐拓也捕手が17日、ソフトバンクを通じてコメントを発表した。育成契約から支配下登録へはい上がり、日本を代表する捕手へと育ててもらった古巣への感謝の思いを記し「本当にホークスを離れていいのか、自問自答を繰り返しました」と考え抜いた末の決断だったと打ち明けた。同時に「新たな経験をすることで野球選手としての自分をもっと高めたい、という心境に至った」と理由を説明した。 甲斐のコメント全文は以下の通り。 ◇ ◇ 考え抜いた結果、移籍することを決断しました。 今の自分があるのは、間違いなく、ホークスに育てていただいたおかげです。 心から感謝していますし、今回も素晴らしい条件提示をいただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。 育成選手から支配下に這い上がるまでのきつく苦しかった努力の日々、チームメイトと味わった勝利の喜び、ホークスで過ごした時間の全てが自分の財産であり、かけがえのない経験です。 こうしたホークスでの全ての経験を思い返すたびに、本当にホークスを離れていいのか、自問自答を繰り返しましたが、今回、新たな経験をすることで野球選手としての自分をもっと高めたい、という心境に至り、移籍することを決めました。 熱く力強い声援をくださったファンの皆さん、いつも支えてくれたスタッフの方々、最高のチームメイト、小久保監督やコーチの皆さん、王会長をはじめフロントの方々、ホークスで出会えた全ての皆さんのことを思い浮かべると、離れてしまうことは本当につらいのですが、セリーグで新たな挑戦を始めたいと思います。 14年間、ホークスで最高の日々を過ごすことができました。本当にありがとうございました。 2024年12月17日 甲斐拓也