Lilかんさい大西風雅インタビュー ロングバージョン前編
Lilかんさい・大西風雅(20)が、大きな節目を迎えている。関西Jr.として10年。ユニットも結成5年目を迎えた。5月27日から29日まで、東京の東京ガーデンシアターでLilかんさいLIVE2024「一舞入魂」も決定。ロングインタビュー前編は、20歳を迎えての実感、3月の能登地方訪問などについて語った。 * * * * * * ―入所10年。20歳になった実感は。 「僕の体感はめちゃくちゃ長かった。やっと20歳かっていうぐらい。大人の人と仕事してきたっていうのも大きいですけど、10年、長かったですね」 ―成人式は地元で? 「友達と写真撮ったり、いろいろしました。僕はスーツです。でもすぐに帰りましたね。前日に地元の幼なじみと集まれて、みんなに会えたのでよかったです」 ―コンサートも近づいてきた。 「ほぼアリーナ規模ですよね。東京っていうのもあって、今回は初めて来てくださる方とか、今まで僕たちを応援してくれているファンの方も楽しませられるように頑張るだけです」 ―グッズは作る? 「最初はできるものが少ないと聞いていたんですけど、思った以上に出してもらえるみたいで。みんなで考えています」 ―得意な絵を生かしてデザインは。 「よく言われるんです。名刺代わりになるって。でもグッズって賛否分かれるので、今回はまずは5人で1個のものを作るっていうのが大事かなと思います。そこを経てからですね」 ―映画好きですが、メンバーの映画は見た? 「(嶋﨑)斗亜の『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は見ました。戦争の話ですけど、ラブストーリーでもあって見やすいかなって。僕、まだ映画で泣いたことないんです。でも、めっちゃ感動したし、色々なシーンでやられましたね」 ―演技の仕事もしたくなった? 「事務所の映画には出たことがあるんですけど、外部の映画はなくて。ドラマには出させてもらったりするんですけど、映画の経験もしたいなって思うんですよ。普段できないような役をやりたいなって思います。でも僕、血とかオバケとか無理! 仕事ならするので、新しいことができたらうれしいですね」 ―3月に、能登地震で被災した高校の卒業式にサプライズ訪問した。 「先輩も一緒で、サインする時とか、(中島)健人君は名前聞いて書いてたんです。僕は初めてで全然分からなくて。でも、名前を書いた方がうれしいだろうし、特別なものになるのかなって、そこから名前を聞いて書きました。僕はサインがないのでフルネーム。男の子たちもむっちゃ喜んでくれて、シャツに書いてくださいって言われたのは印象的でした。バレーボール部の男子で、背中が大きくて書きやすかった。シャツの前にも後ろにも書きましたね」 ―いい経験になった。 「喜んでくれていたらよかったなと思いますね。やっぱりつらい思いは絶対にしてる。まず学校で卒業式できないから、別の場所で開催されていて。中には、大変な子とかもいたし、妹が来られなかったっていう子もいましたね。少しでも、本当にちょっとでも自分たちが生きててよかったな、来てくれてよかったなと思ってもらえていたら。サインも書いたけど、そのサインを何年後かに、めっちゃ自慢してもらえるような人間になっていきたいです」 (後編は9日公開) ◆大西 風雅(おおにし・ふうが)2004年2月23日、京都府生まれ。20歳。14年に関西Jr.として活動を開始し、19年に関西Jr.内ユニット「Lilかんさい」のメンバーに選出された。22年4月からKBS京都の情報番組「きらきん!」に不定期で出演中。得意なことは絵と空手。
報知新聞社