人気は昭和感満載の「鉄板ナポリタン」 ふわふわ卵焼きの上に太麺 味も量も満足 八重瀬町志多伯の喫茶シタハク
[胃心地いいね](803)喫茶シタハク 八重瀬町志多伯255-2 カフェではなく喫茶-。昭和歌謡が流れる店を仕切る久貝舞央音さん(32)は「量が少ないと言われるのが嫌」と、昔ながらのサービス精神で味、量ともに満足のメニューを振る舞う。 【写真】味と量、おしゃべりも魅力な喫茶シタハクをアピールする久貝舞央音さん 一番人気はふわふわの卵焼きの上に太麺パスタを乗せた「鉄板ナポリタン」(1190円)。野菜やソーセージを炒め、オリジナルトマトソースや砂糖などを加えた甘めの味付けはまさに昭和のナポリタン。八重山出身の久貝さんが高校時代に通った石垣市の喫茶パピヨン(閉店)のメニューを思い出して作った一品で、誰もが懐かしむ優しい味わいだ。 ミートドリアを作ろうとして偶然できた「焼きタコライス」(1290円)は350度のオーブンで焼き上げた。たっぷりチーズと半熟卵がスパイシーな肉と合わさり、こちらもうまい。 攻めたメニューは島唐辛子と5種のスパイスで仕上げた「劇辛チキンカレー」(1100円)。辛いもの好きの久貝さんが開発し、「汗をかくのでタオル持参で」とアピールする隠れ人気メニューだ。 カレーや唐揚げ定食(1180円)、ミックスフライ定食(1300円)、鉄板ハンバーグ(1280円)はご飯のおかわりが無料。メニュー表には「単品」と書かれているが、セルフサービスでスープとサラダが付いているのもうれしい。食後は、蒸し焼きで固めに仕上げた「喫茶店のプリン」(490円)もお薦めだ。 久貝さんの姉が移住した志多伯で1月に開店。「地域の人がやーすがい(普段着)で来られる店」を掲げ、午前7時からはトースト類のモーニングメニューも提供。久貝さんは「朝からランチメニューも出せる。スタッフもおしゃべりが好きなので、ゆんたくにも来てほしい」と笑顔で来店を呼びかけている。 (南部報道部・新崎哲史) 【お店データ】モーニングは午前7~10時。ランチは午後3時(ラストオーダー午後2時半)まで。水曜定休。駐車場あり。電話070(8967)3538