引退から4年半…獣神サンダー・ライガーが近況を報告「趣味の食虫植物を栽培して今は販売までやってます」【週刊プロレス】
6・9大阪城ホール「DOMINION」のプロモーションのため来阪した獣神サンダー・ライガー。同大会でIWGP世界ヘビー級選手権試合をセミファイナルに追いやって「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」優勝決定戦がメインイベントにラインアップされたことに関しては「今の若い選手が頑張ってきた結果」と評価した。2020年1月に引退して4年半が経過。現在も福岡に住んでいるライガー。まずは近況報告(聞き手・橋爪哲也)。 【蔵出し写真】1989年に“獣神ライガー”としてデビューした当時の貴重な姿
――引退されて4年半。体調の方は? ライガー 練習はしてますよ。引退して、いつまでも体を大きくしてても仕方ないなと思って絞ったんです。そしたら会う人会う人、「やせたんじゃない? 大丈夫?」「どこか悪いの?」って、ロクなこと言われなくて。それで最近、体重を増やし始めてて。それでウエートトレーニングを続けてて。今、調子はいいですよ。 ――どのような生活を? ライガー 趣味の食虫植物を栽培して今は販売までやってます。即売会っていうのがあるんですよ。 ――フリーマーケットみたいなものですか? ライガー そうですね。自分もそこに行って売り子さんをやったり。 ――それはマスクをかぶって? ライガー いえ、素顔で。もう、福岡の普通の園芸おじさんですよ。あと、新日本プロレスからも仕事をいただけるんで、それをこなしてる感じです。充実してますよ。 ――いい老後を送ってるんですね。 ライガー 老後って……。でもそうだよね、年齢的にいえば。 ――赤いちゃんちゃんこを着ててもおかしくないですもんね。 ライガー まだ早いな。あと5カ月ほど。 ――結果的に新日本プロレス一筋になりましたね。新日本に入門、デビューして30年以上、一度も飛び出すことなく引退まで新日本一筋ってほかにいないんじゃないですか? ライガー 引退してからも新日本だし、今でも東京に行ったときは道場に寝泊まりしてるからね。60にもなって道場に寝泊まりって(笑)。 ――現在の新日本との契約はどういうものですか? ライガー 選手と一緒。1年ごとの契約で。まあ、そろそろ定年だから、来年はどうなるか。そのへんの話も会社とチラホラしてて。「大きく変わらない」って言ってもらいましたけど、どうなるか。 ――まだまだライガーさんの知名度やタレントとしての技量を考えると、新日本の宣伝広報には欠かせませんよ。 ライガー そう言ってもらえるのはありがたいですけどね。唐津市とコラボしての活動にも、今年も棚橋社長と行くことになってますし。ほんとに楽しくやらせてもらってます。 ――今でもイベントなどではフルコスチュームで登場されてますけど、引退してからこれほどまでにリングコスチュームを着ているOBはいないでしょう。 ライガー そうかもね。 ――でもコスチューム姿は以前と変わってませんね。 ライガー マスクかぶってるもん。 ――まあ、中身はだいぶ変わりましたけど。 ライガー うっせー!(つづく)
週刊プロレス編集部