44歳で初産・元日テレ宮崎宣子さん「不妊治療中に一番つらかった」こと|VERY
元日本テレビアナウンサーで、現在はフリーアナ、経営者、ハーバルセラピストとしても活躍中の宮崎宣子さん。30代での退職、離婚、起業を経て、41歳で再婚、昨年には44歳で男の子を出産しました。2年間に及んだ不妊治療の体験談や40代ママのリアルな育児について、たっぷりお話を伺ってきました。 【写真あり】幸せな家族の笑顔...宮崎宣子さん
体力はキツいけれど、6カ月の子の息子のむちむちボディが癒しに
──宮崎さんは昨年出産され、現在育児真っ最中です。 今息子は6カ月ちょっとになりましたが、ちょうど体がむっちむちな時期でかわいいです。ちぎりパンみたいな腕や脚を握っていると癒されますね。あと、よく笑うんですよ。出産後のアドレナリンが切れてきて体力的にかなりしんどいシーンも増えてきたんですが、顔を見るとキャッキャと笑ってくれるので頑張れています。 ──子連れでお出かけすることも増えてきたと思うのですが、いかがですか? 最近はインバウンドで外国人観光客がたくさん来ていますよね。外国人の方の多くは赤ちゃんを見ると「何カ月なの?」とか「キュートだね!」みたいな感じで気軽に話しかけてくれる人が多く、ほっこりしています。ときどき、仕事場にも連れていくんですが、子どもは誰かに抱っこしてもらえればご機嫌なタイプ。ありがたいことに職場でも可愛がってもらっています。
“休憩しつつ”だから、2年間続けられた不妊治療
──41歳で再婚。不妊治療を経て出産されました。 不妊治療をスタートしたのが40代ということもあり、夫婦ともに「夫婦だけの人生でもいいけれど、ダメ元でやってみようか」という感じでした。不妊治療をしていた期間は、2年間くらいです。とはいえ、2年間みっちり治療に向き合っていたのではなく、1回トライしたら1カ月休みなど休憩しながらマイペースに取り組んでいました。不妊治療は、毎日自分で注射を打ったり何種類も薬を飲んだりすることも体に負担があるし、何より結果と向き合うのはメンタルにくるので、毎月だと結構キツかったんです。大抵のことは努力したらそれなりに結果がついてくるけれど、不妊治療はそうじゃない。何が良かったのか悪かったのかがわからないから自分を責めるようになるんですよね。 ──治療中は、一喜一憂することも多いと思います。 皆さんには経験して欲しくないなと思うのですが、私の場合、42歳になったあたりからどんな治療をしてもいい結果は得られませんでした。「もう無理かな」と思っていた時期に「不妊に効果があるらしい」と聞けばあらゆることを試したくなりました。最後のほうは不妊治療の沼に足を踏み入れてしまったような状態でした。真面目な人ほど不妊治療がうまくいかないと、体を整えるためにもっといろいろなことをしなければと焦ってしまいます。「もう後がない」とタイムリミットが迫っているときはなおさらです。