44歳で初産・元日テレ宮崎宣子さん「不妊治療中に一番つらかった」こと|VERY
40代の子育ては、周囲に頼って無理せず!
──宮崎さんはその後妊娠。高齢出産だからこそよかった、と思うことはありますか? 体力的にはなかなかしんどいこともありますが、精神的には余裕を持って赤ちゃんと向き合えています。長く生きてきたぶん、経験値だけは高いからだと思うのですが、泣き声にイライラしたり育児に追い詰められたり……ということがあまりないです。あと、まわりに先輩ママがたくさんいて、いろんな情報を教えてくれるんですよ。おかげでいろいろな制度を活用できているし、子育てアイテムも効率よく手に入るし、まだ今のところそこまで深刻な育児の悩みはあまりないですね。ただ大きな悩みとしては、息子が20歳のとき、私は60代だということ。それまで健康でいないといけないですし、これから教育費もかかるだろうし、元気に働かなくちゃと思います。出会えたのが遅かったぶん、息子の成長を一日でも長く見守りたいです。 ──約半年間、育児を経験してみて「これはよかった!」と思うライフハックはありますか? もう家事は思い切りサボっているので、育児と家事をうまく両立できるようなライフハックは皆無です(笑)。ただ、夫が育休を1カ月取ってくれたのは大きかったです。 睡眠サイクルが整っていない新生児と一緒だと24時間付きっきりになるので、ただ話し相手がいるだけでものすごくありがたくて。産後3カ月目くらいまでは、区の制度を利用して育児や家事をサポートしてくれる支援員さんをお願いしていました。家に来てもらったらバトンタッチ。3時間くらい寝かせてもらっている間にご飯が10種類くらいできていて、赤ちゃんをお風呂に入れてもらって寝かしつけまで完了。育児の相談や掃除や洗濯、買い物などもお願いできるので、はじめての育児をする上で心強く本当に助かりました。 ──育児中にこれが役だった! というおすすめアイテムはありますか? 生まれたばかりのころはバウンサーでよく寝てくれました。最近だと、くまのプーさんのメリーが育児中のお助けアイテムです! 外の世界に興味を持ち始めた時期なのですが、体重が8キロ超え。抱っこしながら動けとせがまれるので、抱っこ紐で抱きながら洗濯物を干したりしているうち、全身バキバキに。出産してしばらくはアドレナリンが出ていたのか「意外といけるな!」という感じでしたが、だんだんと無理が利かなくなり、先日ついに体調を崩してしまいました。でも、メリーの下に寝かせておけば、自分で手を伸ばしたりボタンをキックしたりと、1時間くらい一人で遊んでくれるので、かなり助けられています。
<PROFILE> ■宮崎宣子(みやざき・のぶこ) フリーアナウンサー。1979年生まれ、宮崎県出身。2012年に日本テレビを退社後、フリーアナウンサーとして活躍。現在、早稲田大学大学院経営管理研究科に在学中。オーガニックハーブによるボディケアブランド「EMARA(エマラ)」代表として、経営者とハーバルセラピストの顔ももつ。 2021年に再婚し、昨年10月に第1子を出産。(@miyazaki_nobuko) 撮影/秋山博紀 ヘア・メーク/高良まどか 取材・文/亀井ゆりこ