新型iPhoneにも 生成AIで生活が変わる? 広島県庁の取り組みは
アップルの新型iPhoneが20日に発売されました。注目は、「AI」!人工知能の強化です。AIは社会のゲームチェンジャーになるのでしょうか。広島でも取り組みが始まっています。 発売されたiPhone16。アップル独自の生成AI「アップル・インテリジェンス」を搭載しています。メールの重要なポイントを要約したり、レンズを向けると情報を瞬時に検索し表示するなど利便性が向上しています。 初めは英語のみですが来年以降、日本語でも使えるようになる予定です。 湯崎英彦知事「大きなAIの波はこれまで挑戦の土壌を築いてきた広島にとって最大のチャンス」 今月、湯崎知事が発表した「広島AIラボ」県庁でも人口減少や少子化高齢化などの課題にAIを使って解決を目指します。 若森明日香記者「ということで県庁ではすでにAIを活用した業務が行われているということで覗いてみたいと思います!」 デジタル化を進める部署では職員へのアンケートの集計でAIが活用されていました。ペーパーレス化へ向けた取り組みについて300人の自由記述を分析。紙を使うことを当たり前だと思わない「意識改革」が18%。「テレワークの導入」が12%など半日以上かかるようなまとめ作業が1時間ほどでできるそうです。 県デジタル県庁推進担当 今川逸子課長「思いつかないような将来像が待っているのかなと思います。(AIによって浮いた時間を)人でないとできないようなところに注力できるようになると思います」 広報を担当する別の部署ではホームページに掲載する記事の校正にAIを活用しています。 文章を貼り付けてから数秒後…入力し忘れていたクエスチョンマークを付けたり、漢字へ変換したりするなど文章を修正してくれます。 人が作業すると2000文字以上の校正に4時間ほどかかりますが、数秒で誤字や脱字を10カ所以上見つけ出しました。 県広報課デジタル広報グループ 長谷川真美主任「人間がやるべき仕事ももちろんあると思うんですけど、こういった業務の軽減でとてもすごい役に立っているので業務軽減しながらクリエイティブな仕事を職員で頑張っていきたいなと思っています」