元ヤクザと探偵が組む「怪人の偽証」に林海象、柏原寛司、伊能昌幸らコメント
福田航平が脚本・監督を担った映画「怪人の偽証 冨樫興信所事件簿」が10月5日より東京の池袋シネマ・ロサで公開。このたび本作を鑑賞した著名人よりコメントが到着した。 【動画】「怪人の偽証 冨樫興信所事件簿」予告編はこちら 横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2023で長編部門の最優秀賞を受賞した本作は、京都を舞台に刑務所から出所した元ヤクザの朝倉哲と、保護司である津田の自宅を間借りし興信所を営んでいた探偵・冨樫が織りなすバディムービー。津田の勧めにより、哲は冨樫の探偵業を手伝うことになる。2人は依頼人である城沢ゆりのストーカー被害を調査するが、それは京都の街で頻発する行方不明事件と関連し、冨樫の思わぬ過去にまで波及していくのだった。 大根田良樹が冨樫、伊藤大晴が哲を演じ、脇田敏博が津田役で出演。大石隆希、氏師出雲、佐波太郎、内田竜次、ワーキング西、ヤリビト、吉岡諒、石井陽(鳴海陽)もキャストに名を連ねた。福田は「最近、小難しい映画が多くないですか?何も考えず、気楽な気持ちで見れる最高の探偵バディムービーです。80年代映画のような匂いを感じていただけたら幸いです」とコメント。 映画監督の林海象は「不思議な魅力がある映画。アクションシーンは特にいい。観ているうちに探偵師弟に感情移入して、いつしか応援してしまう。続編がぜひ観たい」と、「あぶない刑事」シリーズの脚本を手がけた柏原寛司は「京都の二人はサッポロやヨコハマの探偵より人間臭い。ショットガンは撃たないが殴り合いはする。金にセコイが憎めない。二人に会いに早く劇場へ行ったほうがいい」と推薦。俳優の伊能昌幸は「凶器持ちの殺人鬼を相手にステゴロ勝負を挑む主人公たちのガッツに拍手。僕が大好きな“ちょうどいいアクション映画”の香りがしました。福田監督はこの路線を死ぬまで撮り続けてください」とつづった。そのほか映画監督の外山文治、俳優の大迫茂生、一ノ瀬晶ら7名も本作にコメントを寄せている。 ※記事初出時、一部情報に誤りがありました。お詫びして訂正します。 ■ 福田航平 コメント 最近、小難しい映画が多くないですか? 何も考えず、気楽な気持ちで見れる最高の探偵バディムービーです。 80年代映画のような匂いを感じていただけたら幸いです。 とにかくこの作品においては「娯楽性・エンタメ」を重要視したかったので子供の頃の自分が観たらワクワクできるかどうか、その気持ちを持って制作しました。 ボーッと観ておもろかった・ツッコミどころもあるな、それでいいんです。映画なんですから。 ■ 飯塚冬酒(配給;GACHINKO Film)コメント 数多くのインディペンデント映画と出会いますが、その中でも頭を抜け出るような作品だと思いました。80年代を彷彿とさせる作風でエンターテイメントに振り切った作品です。 福田監督とお話した時に監督の映画に対する姿勢や考え方に強く監督の将来性を感じ今回の配給をお手伝いすることにしました。 京都に生まれ育ち、京都在住の福田監督が、京都を舞台に撮影した探偵物語をお届けできるのが楽しみです。 ■ 林海象(映画監督)コメント 京都を舞台にしたバディ探偵映画。 不思議な魅力がある映画。アクションシーンは特にいい。 観ているうちに探偵師弟に感情移入して、いつしか応援してしまう。続編がぜひ観たい。 ■ 柏原寛司(「あぶない刑事」シリーズ脚本家)コメント 北の街サッポロのBARには探偵がいる。港街ヨコハマにはあぶない探偵が帰ってきた。 そして今度は京都にコンビの探偵が現れた。 京都の二人はサッポロやヨコハマの探偵より人間臭い。 ショットガンは撃たないが殴り合いはする。金にセコイが憎めない。 二人に会いに早く劇場へ行ったほうがいい。 ■ 外山文治(映画監督)コメント エンタテインメントの本流を突くスリリングな展開の中を、探偵コンビが縦横無尽に疾走する。 荒々しい手触りのなかに作り手たちの「探偵映画」への敬愛と羨望が溢れていて、愛すべき映画でした。映画は愛だ。 ■ 小宮孝泰(コント赤信号 / 俳優)コメント 大根田良樹が演じるおっさんは、やさぐれていても素顔が優しい。伊藤大晴のあんちゃんは刑務所帰りなのに善人の笑みがこぼれる。これは新しい探偵バディの物語である。当然世間に頭の上がらないへたれの二人だし、タバコとサングラスだけが彼らのダンディズムだが、ここ一番での体を張ったアクションは見ごたえがある。今回の都市伝説事件は到底彼らの手に負えるような代物ではなかったが、もっと無理難題のミステリーやら、ご町内の下世話なサスペンスやらで是非シリーズ化してほしい。 ■ ギンティ小林(映画ライター)コメント バイオレンス・ノワール、都市伝説ホラー、そしてキレキレの格闘アクションが奇跡のドッキング!? 人生の土俵際をサバイブする即席探偵コンビが、ハードコアなオカルト猟奇事件に挑む姿は、思わず拳を握って応援したくなるはず! たぶん! ■ 伊能昌幸(俳優)コメント 刑務所上がり&胡散臭い探偵という色々不安なコンビが殺人鬼に挑む! 京都×探偵×オカルトというポップさ溢れるライトノベル的な設定ながら、出演俳優たちはイカつい顔揃い。 凶器持ちの殺人鬼を相手にステゴロ勝負を挑む主人公たちのガッツに拍手。僕が大好きな“ちょうどいいアクション映画”の香りがしました。福田監督はこの路線を死ぬまで撮り続けてください。 ■ 大迫茂生(俳優)コメント 錯綜する罪と罰。ピリピリした緊迫感が緩和する時、ノワールの幕が上がる。本格的なアクション、縦横無尽のカメラワーク、引き込まれたら戻れないホラーアクションエンターテイメントムービー! 福田監督、続きが気になって眠れないので絶対続編作ってくださいね。 ■ 一ノ瀬晶(映画監督)コメント 京都ナイトメア…最初にそんな言葉が浮かんだ。古都に探偵はよく似合う。だが本作は、探偵モノという枠を軽々超えて縦横無尽にかけまわるのだ。やられた、アリじゃないか。本作は極めて荒削りだ。だが、世界がそこにある。主演の大根田良樹の色気、煙草の煙、深まる謎…。これは劇場で観るべき映画だ。京都には、そして本作には闇がよく似合うのだから。 ■ 川本貴弘(「かば」プロデューサー・監督)コメント なぜこのバディームービーが、今! 各映画祭で絶賛されてるのか!? この感覚は…昔なのか? 今なのか? それとも、未来なのか? 福田航平監督の感覚を是非ともスクリーンで! 見逃すな。 ■ おざき映画館(YouTubeチャンネル「シネマンガテレビ」)コメント この令和の時代に激渋サスペンスアクション映画が誕生! アクションシーン超必見! さながら「ザ・レイド」のような邦画を超えた手に汗握る殺陣に度肝を抜かれました!そして「探偵濱マイク」シリーズを思わせるナイスガイな探偵バディが、怪奇な失踪事件を追うストーリー! このバディにはこれからも文句言いながらも怪奇な謎を追い続けてほしい!! 笑 (c)BAD BOYS STUDIO