特殊詐欺 県内初の手口 偽の逮捕状を使って…広島
警察官をかたる特殊詐欺はこれまでにありましたが新たな手口です。今度は偽の逮捕状を使ったということです。 1日、広島市内に住む80代男性のスマートフォンに突然、警察官をかたる男から電話がありました。 「マネーロンダリングの捜査であなた名義のキャッシュカードが確認された。口座情報を譲渡した疑いで逮捕状が出ている」 着信画面には「+1」で始まる国際電話番号が… 2日後、職場のポストに届いた「茶色い封筒」中身を確認すると入っていたのは身に覚えがない「逮捕状」でした。 そこには男性の名前や生年月日、職業が正確に書かれていたのです。 そして再び電話が… 「捜査を免れたければ100万円を振り込むこと。振込完了まで電話を切らないこと」 男性は犯人に言われた通り電話をつないだまま銀行に向かいましたが、途中で不審に思い警察署に駆け込んだことで被害がまぬがれました。 県警は「逮捕状を投函したり電話でお金を要求したりすることはないため注意してほしい」と呼びかけています。