桑沢選手「世界一の投手になる」 巨人・女子野球チーム入団 ダラーズ出身
金沢市大徳中OGで岐阜第一高の桑沢明里(めいり)投手(18)が、プロ野球・巨人の女子硬式クラブチームに入団する。小学生から野球一筋で、中学、高校と全国の舞台を踏み、より高いレベルでプレーすることを求めてプロ入りを決意した。帰省した年末には地元の仲間たちと練習し、「世界一の投手になりたい」と巨人での活躍を誓った。 身長165センチ、体重70キロの桑沢選手は遠投90メートルで、練習時の計測で最速133キロを記録したこともある豪腕だ。 小学1年の時に地元の大徳クラブで野球を始め、6年生から女子軟式野球のダラーズ(白山市)に入った。中学1年の時にジャパンカップで安定感抜群の投球を披露し、日本一とMVPを獲得。強豪の岐阜第一高へ進み、2年次に夏の全国大会で準優勝した。 12月26日、金沢市内の体育館でダラーズの練習に参加した。仲間と旧交を温め「日本一に貢献できる選手になる。日本代表になって世界一の投手になります」と宣言した。吉田典宏監督は「入団が決まり、めちゃくちゃ感動した。自分に強いところがあり、当然の結果だ」とたたえた。 桑沢選手は日体大に入学し、クラブチームの練習、試合に参加する。2月に入寮する予定だ。