「できるわけないと思っていたが…」消防出初め式『階子乗り』“女性消防団員”初の乗り手登場 3つの技は決まったのか 仙台
東北放送
新春恒例の仙台市消防出初め式が7日行われ、伝統のはしご乗りが披露されました。はしご乗りでは、初となる女性の乗り手が消防団の入団から2年半の歳月を経て本番の舞台に臨みました。 【写真を見る】「できるわけないと思っていたが…」消防出初め式『階子乗り』“女性消防団員”初の乗り手登場 3つの技は決まったのか 仙台 仙台市消防出初め式は、仙台市役所の新庁舎建て替えに伴い、今年は青葉山公園追廻地区で行われ、市消防局の職員や市内7つの消防団員らおよそ900人が参加しました。 大勢の観客が見守るなか行われたのが、市の無形民俗文化財に指定されているはしご乗り。消防団員が、7.2メートルのはしごを登って、火事場を探す所作を盛り込んだ様々な技を披露しました。 技が成功すると、観客からは大きな拍手や歓声があがっていました。 訪れた親子: 子ども「かっこよかったぶらさがって。落ちないのかって不安になった。落ちずにその状況を保てるということは素晴らしいことだと思った」 母親「今年初めてこどもを連れて見に来られて、本人も楽しみにしていたので連れてきてよかった」 そうしたなか、特別な思いできょうを迎えた人がいます。 ■女性初の乗り手は… 庄子真由美さん。市のはしご乗りでは女性初の乗り手です。2年半前に秋保消防団に入団し、はしご乗りの練習に励んできました。 秋保消防団 庄子真由美さん: 「私なんかできるわけないと思っていたが、練習を見に行ったらかっこいいなと思い」 次々と乗り手が技を披露する中、いよいよ庄子さんの出番です。無事に、3つの技を成功させました。 観客: 「もーびっくりした、お嬢さんが上るのを見に来ました、素晴らしかった」 秋保消防団 庄子真由美さん: 「うれしいの一言です。2年半いままでやってきて、これからもっともっと女の人でもできる、消防団になれるということをアピールしていければ良い」 はしご乗りのあとにはヘリコプターの救助訓練や消防車両による一斉放水も行われました。仙台市消防局によりますと、去年一年間に市内で発生した火災は247件と前の年と比べ1件増えていて、特に空気が乾燥するこの時期は火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。
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