高校で「独占禁止法」を学ぶ 公正取引委員会が主催 公正な競争の大切さを身近に感じる授業 鹿児島市
鹿児島テレビ
公正取引委員会が全国で実施している独占禁止法について学ぶ授業が、12月6日、鹿児島市の高校で行われました。 寸劇 「失礼します、社長さんはいらっしゃいますか」 「私が社長の山口ですが」 「公正取引委員会の審査官の林亜美と申します」 公正取引委員会の職員に扮して寸劇を行う生徒たち。 寸劇 「むむ、先輩!見つけました!!」 独占禁止法違反の疑いがある企業への立入検査の様子を再現しています。 寸劇 「悪いことと知りながら、みんなと相談して11月からパソコンの値段を15万円に値上げした」 この授業は、公正取引委員会が全国各地の中学校・高校で行っているもので、6日は鹿児島南高校の3年生を対象に実施されました。 普段聞きなれない、「公正取引委員会」や「独占禁止法」などの言葉。 しかし、生徒自身が寸劇やプレゼンを通して説明することで、公正な競争が消費者にもたらすメリットなどを身近に感じてもらうのがこの授業のねらいです。 説明役を務めた 鹿児島南高3年・中園秀真さん 「立入検査をすることや罰金の命令は自分も知らないことだったので、具体的な仕事の中身を知ることができてよかった」 寸劇に参加 鹿児島南高3年・林亜美さん 「(公正取引委員会は)テストの時に覚えるぐらいで、言葉は知っていたけど、具体的な中身は分かっていなかった。体験して学ぶことができていい経験になった」 公正取引委員会事務総局 九州事務所・中原宏史郎さん 「自分たちは市場環境に触れているんだということを意識はしてなかったと思うが、この授業を通して『市場経済に携わっているんだ』と改めて気づいてほしい」
鹿児島テレビ