『虎に翼』第10週「女の知恵は鼻の先」を振り返る クセ強キャラ・久藤(沢村一樹)の登場
NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第46話から第50話までの第10週「女の知恵は鼻の先」を振り返る。 【写真】間もなく登場の新たなクセ強キャラ・滝藤賢一 第46話では、寅子(伊藤沙莉)は空襲で被害を受けた司法省の仮庁舎がある法曹会館に単身で乗り込む。裁判官として雇ってもらうべく人事課を訪れたところ、そこにいたのはなんと桂場(松山ケンイチ)だった。そんな自分を売り込む寅子に久藤(沢村一樹)が興味を持つ。 第47話では、寅子に民法親族編と相続編の法改正の仕事が与えられる。当たり障りのない言葉を発言していた寅子は、久藤から「君、思ったより謙虚なんだね」と言われてしまう。連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)と日本の間にあるギャップを埋めるために開かれている民法改正審議会の委員の1人である神保(木場勝己)が登場する。 第48話では、婦人代議士の立花(伊勢志摩)らの集まりに参加した寅子は、彼女たちに尊敬の念を抱きながら、自分より長い間戦い続けてきた彼女たちと“一度逃げ出した自分”とを比べてしまう。ある日、行き詰まる寅子の前に、花岡(岩田剛典)が現れる。 第49話では、久々に再会した花岡の言葉に寅子は勇気づけられる。一方、政府の審議会では、神保と穂高(小林薫)が火花を散らした。家制度の存続を訴える神保に対して、穂高は男性中心の家制度は平等に反すると反論し、両者の主張は真っ向から対立する。 第50話では、穂高は法の道へ導いて不幸にしたと寅子に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。しかし寅子はむしろこの道で生きる決心を新たにする。家制度が変わることに反対する神保と議論した寅子は、民法を多くの人に知ってもらうためにどうすればよいか、はる(石田ゆり子)と花江(森田望智)にも意見を聞き、新たなヒントを得る。昭和22年、いよいよ新しい民法が成立する。
リアルサウンド編集部