モンゴル総選挙、与党が勝利宣言 政権維持も議席率5割台に低下
【ウランバートル共同】モンゴルで28日実施された国会に当たる国民大会議(任期4年、定数126)の総選挙で、与党モンゴル人民党党首のオユーンエルデネ首相は29日記者会見し、68~70議席を獲得したとして勝利宣言した。人民党は8年間続いてきた政権を維持する。物価高や経済格差への不満を背景に議席占有率は現有の約8割から5割台に低下した。 オユーンエルデネ氏は「人民党だけではなく国民の勝利だ」と強調。今後の政権運営について「意見の異なる勢力と尊重し合いながら問題を解決していく」と述べた。 オユーンエルデネ政権は2023年に7.0%の国内総生産(GDP)成長率を実現した。