女性主審が初めて笛 桑井審判員「幸せ」―ラグビー・リーグワン
ラグビー・リーグワンの桑井亜乃審判員(35)が22日、栃木・足利ガスグラウンドで行われた3部開幕節の狭山―昭島で主審を務めた。 リーグワンによると、過去のトップリーグや全国社会人大会を含めた国内トップレベルの男子15人制で、女性が主審を担うのは初。 自身に「行くぞ」と活を入れて臨んだ大役。迷いなく笛を吹き、選手と笑顔で話す場面もあるなどスムーズな進行だった。試合後に取材に応じ、「この舞台に立てて幸せ。歴史的な道を切り開けるようにやってきた。次の女性審判も続いてほしい」と汗を拭った。 今夏のパリ五輪では7人制の主審などを担当し、選手でも審判でも五輪に参加したのはラグビー界初となった。着実に階段を上る中、「今後は2部、1部と挑戦したい。女性でも上を目指せるということを知ってもらいたい」と胸を張った。