JR貨物がデータ改ざん 国交省、立ち入り検査へ
JR貨物は10日、列車の車輪に車軸を通す作業で、日本産業規格(JIS)で定められた基準値を超える圧力をかけていたのにデータを改ざんするなどの不正があったと発表した。不正を確認するなどした機関車4両と貨車560両の運用を停止する。コンテナ輸送力の約1割に相当するといい、使える列車の積載量を増やすなどして荷主への影響を防ぐという。 国土交通省は10日、同社の輪西車両所(北海道室蘭市)、川崎車両所(川崎市)、広島車両所(広島市)の3カ所に鉄道事業法に基づき、11日午後に立ち入り検査すると明らかにした。同社に対し、20日までに全車両を調査して報告することなども求めた。