【ホープフルS】すべての好データに該当したクロワデュノール GⅠ制覇に向け視界良好
クロワデュノールがデータで満点
ホープフルSのデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「栗東所属馬」 B「キャリア2戦」 C「前走がリステッドかオープン、または東スポ杯2歳S」 D「前走1着か2着」 E「前走1番人気」 F「前走1800m」 【勝ち馬なし】 G「前走が1勝クラス」 【連対馬なし】 H「前走が新馬、または未勝利」 I「前走5着以下」 J「前走が中山」 K「中2週」 登録馬19頭中11頭が、連対馬が出ていない「H~K」のいずれかに該当していた。残る8頭から本命馬を探していく。 プラスデータ「A~F」を、勝率のいい順に並べていくと、C(リステッド)=D(前走2着)>C(東スポ杯2歳S)>E>F>B>A>D(前走1着)の順となる。 実は、プラスデータ「A~F」まで、すべて満たしている馬がいる。それがクロワデュノール。これまで東スポ杯2歳Sから3頭の勝ち馬が出ているが、うち2頭が、今回のクロワデュノールと同じ2戦2勝馬。うち一頭は、三冠馬のコントレイルだ。クロワデュノールも、ここを勝てば将来が楽しみになるのは間違いない。 ピコチャンブラックもBCDEFの5つを満たしており、本来なら本命になってもいい馬。参考記録ながら、好走率が非常に高いアイビーS組というのも魅力だ。 これに続くのが、マジックサンズ(ABDF)、マスカレードボール(BCDF)。この2頭の比較では、ピコチャンブラックと同じくアイビーSを経由したマスカレードボールを上に取る。 連対馬なしデータに該当せず、プラスデータが3つある馬はヤマニンブークリエだけ。勝ち馬なしデータG「前走1勝クラス」に該当しているが、連対率が37.5%あるD「前走2着馬」であることから押さえておく。 ◎クロワデュノール ◯ピコチャンブラック ▲マスカレードボール △マジックサンズ ×ヤマニンブークリエ 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 ホープフルSはJRAのトリを飾るGⅠですが、いまだ「最後は有馬記念」という声も根強いですね。来年は有馬記念が年内最後のGⅠとなるようですが、ホープフルSを最後に定着させるつもりがあるなら、ブレたら負け、のような気もします。ちなみに、私は「最後は有馬記念」派です。
門田光生