冬は牛乳で温まろう 管理栄養士に聞いたホットミルクの効能
年末年始は学校給食が停止したり、帰省で家を離れる人も多く、牛乳の消費が減る時期。一方、生乳の成分が濃く、一年で最も牛乳がおいしくなる。牛乳は冬の健康維持に最適なだけでなく、スイーツやパーティー料理など活用の幅も広い。JA熊本厚生連の中尾佳子さんの話も聞き、酪農家を応援しながら、体も心もぽかぽかになろう。(柴田真希都) 【画像】エッグノッグの簡単レシピ 寒い冬は、牛乳を飲む機会が減りがち。牛乳は、体内への吸収効率が最も良いカルシウムを豊富に含みます。これは骨の構成材料であり、筋肉や臓器の収縮、神経の伝達にも関わります。また、カゼインやラクトフェリンといった免疫力を高めるたんぱく質と、細菌が混在する腸内を良好な環境に整える乳酸菌も豊富に含むため、寒い時期こそ感染症対策としてぜひ取り入れましょう。 「冬の牛乳はおいしい」と聞いたことがありませんか。夏場に体力が低下する乳牛は、冬から春にかけて乳量が増加します。冬は乳牛も人間同様、水分補給量が減り脂肪をため込むため、乳脂肪分やたんぱく質の成分が増加します。つまり栄養価が高く味も濃くなり、夏場より冬場の方がおいしくなります。 冬でも温かく牛乳を取り入れる「温活」法として、シチューやミルク鍋、グラタンなどがあります。特にお勧めの食べ方は、緑黄色野菜、果物、キノコ類と合わせて取ること。これらはビタミンC、Dを豊富に含みカルシウムの吸収効率を上げるため、食べ合わせも意識すると良いです。
簡単アレンジメニュー
冬の牛乳といえばホットミルク。ひと手間加えるだけで、立派なスイーツに早変わりする。ホットミルクを「自分に、家族に、あたたかくてやさしい贈り物」として提案する森永乳業に、簡単アレンジメニューを聞いた。