携帯電話不通のドコモとKDDI 海上に基地局設置で通信環境改善へ
能登半島地震の影響で携帯電話が繋がらない輪島市で、通信大手のNTTドコモとKDDIは、日本海の沖合に臨時の基地局を設置しました。 【写真】船上に設置された臨時基地局 これにより海岸付近の集落で携帯電話が繋がるようになります。 NTTドコモによりますと、6日から携帯電話の臨時基地局を乗せた船を石川県輪島市町野町の沖合に停泊させていて、昼過ぎから運用を開始しました。 これまで輪島市町野町の周辺エリアでは、NTTドコモとauの携帯電話が使えない状況が続いていて、海上に基地局を設けたことで海岸から数キロ程度の範囲で携帯電話が使えるようになるということです。 被災地でのこうした対応は、2018年に発生した北海道胆振東部地震などでもKDDIが単独で行っていて、今回はNTTドコモとKDDIが結んだ「災害時の相互協定」により、通信大手2社による運用となりました。
北陸放送