【動画】最初はプレッシャーだった ── 「ドラえもんのうた」山野さと子の生き方
国民的アニメ「ドラえもん」主題歌抜擢「どうして私が?」
1989年に映画「ドラミちゃん ミニドラSOS!!!」のテーマソング「ハロー! ドラミちゃん」を歌った。後にドラミちゃんのお兄ちゃん「ドラえもん」のテレビ版主題歌の話が来た。「こんなこといいな」のフレーズで知られる曲。「最初は『どうして私なんですか?』と思いました。おそれ多いし、みんなが知ってる歌だったんで」 大杉久美子が歌ってきた国民的アニメの主題歌を継ぐプレッシャーは相当なものだった。しかし、当時のディレクターに「大丈夫だよ」と声をかけられ、しっかり歌おうと決意。話しをもらった数ヵ月後、自分の声であの歌が流れた。これは1992年から10年間流れ続けた。 その後も「トッポ・ジージョ」「大草原の小さな天使~ブッシュベイビー」などの主題歌を歌いながら、ファミリーコンサートなども担当。同時にファミリーコンサートや「手あそび」とも出会い、全国で幼稚園教諭や保育士を対象とした「保育セミナー」講師として教えるなどしている。
「先生方の気持ちを知るため」幼稚園教諭、保育士の資格を取得
12年前に幼稚園教諭、5年前には保育士の資格を取った。それは教諭や保育士とセミナーでふれあうことから、その気持ちを知ろうと考え取得を決意したという。「ふだんはコンサートの仕事をこなしてましたが、仕事と両立しながら取る事ができた。教育実習もいったんです。こうすることによって、それまで以上に先生や子どもたちの気持ちを知ることができた気がします」 最近では、インターネットの動画で音楽を伝えようと動画サイトで「山野さと子公式チャンネル~さとチャンネル」も開設するなど、様々なチャレンジを続けるが、いちばんしたいことは? との問いには「もっともっと歌いたい」と微笑み返し。きょうも日本のどこかで「明るく楽しい歌」をうたっているのかもしれない。