青木真也が1時間前の対戦相手変更で涙!友人チャトリへの想いで戦いケンドー・カシンをセコンドに「一言、ありがとう。それだけです」
バックステージでチャトリCEOとともにコメントに応じた青木は涙目になりながら「入場式の直前にマッチメーカーが呼んでると言われて嫌な気がするなと思って行ったら、セージ・ノースカットが試合をしないと言っていると聞かされて。リネカーとどう?って聞かれたんですけどやらないよって言ったら、大将(チャトリ)が来て、俺もツラいし、お前もツラいよなって。お互いツラくて、この何年かコーチと選手だった距離の関係から、プロモーターと選手の関係になって距離ができてたと思ったんですけど、でもやっぱりDREAMが無くなってから彼に助けてもらって、ここまで格闘技を続けてこれたので、彼がやってほしいって、真也お願いしますと。僕が彼に、今あなたに僕が必要ですか?って聞いたら必要だと言ってくれたので、だったら恩返しをここでさせてくださいと答えました」とはにかみつつ試合の経緯を語る。 チャトリCEOも「真也は私の友達。15年間ぐらい。私昔真也のコーチだった。DREAMで真也がチャンピオンの時私はコーナー(セコンド)に。Evolveのシンガポールの道場で、真也はいつも一緒でシンガポール住んでた。だから沢山歴史がある。私達友達だから、すごいサンキューベリーマッチ真也。ありがとうございました。これは絶対武士道のスピリッツ。サムライスピリッツ。だれでも、いつでも、どこでも。これはほんと、レジェンドですね」と青木と目を合わせながら笑顔に。 今後に関して青木は「少なくとも僕がONEで戦うということは、毎日練習して毎日自分に厳しくして、毎日常にこう自分の試合ができるコンディションを整えてるってことなんですよ。この1年試合がなかったんですけど、その間もずっと練習をしていたし、40歳になってその情熱とかパフォーマンスをどこまで持たせられるかっていうのが、やっぱり今回やる時にセージ・ノースカットっていうトップクラスの相手だったので賭けてやろうと思ってやりました。こっから先はわからない。やるとかやらないじゃなくてわからない」とコメントした。 年齢や試合のブランクを感じさせず圧倒的な強さを見せながら人間らしい涙を流した等身大の青木に、世界中のファンから必要とされるレジェンドファイターの強さを垣間見た。