スノーフレイク、AIスタートアップのReka AI買収で交渉中-関係者
(ブルームバーグ): クラウド技術を活用したビッグデータの保管・分析サービスを提供する米スノーフレイクは、スタートアップ企業Reka AIを10億ドル(約1560億円)余りで買収する方向で交渉している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。実現すれば、生成AI機能を提供する同社の取り組みが拡大することが見込まれる。
大規模言語モデル(LLM)を開発するReka AIは、アルファベット傘下グーグルやメタ・プラットフォームズ出身の研究者によって2022年に創業された。ロイター通信の報道によると、スノーフレイクのベンチャー部門も参加した23年の投資ラウンドで、Reka AIの企業価値は約3億ドルと評価された。
クラウド上でデータを整理・分析するツールを作成するスノーフレイクは、生成AIを事業の促進剤になると考えている。同社は4月に独自のLLM「Arctic(アーククティック)」をリリースした。同社はまた、顧客がスノーフレイク内のデータでRekaなどのサードパーティー製AIモデルも利用できるようにしている。
協議の非公開を理由に匿名を条件に語った関係者によると、今回の交渉は合意に至らない可能性もある。スノーフレイクの広報担当者はコメントを控えた。Rekaからコメントは得られていない。
原題:Snowflake Said to Be in Talks to Buy Reka AI for $1 Billion(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Rachel Metz, Brody Ford