松山城の営業休止で観光客激減の「ロープウェー商店街」人の流れ復活へ市と県に申し入れ
こうした中、ロープウェー商店街の振興組合はきょう、松山市に現状を訴え、人流を復活させるための取り組みに協力してもらおうと、野志市長に陳情書を手渡しました。 向井理事長: 「人流をなんとか作ってイベントをできるところがあればさせていただきたいですし、そういった中でちょっとでも売り上げを作れるように」 向井理事長らは、店舗によっては売り上げが前年比の7割減となっていると現状を伝えたうえで ・観光客に対し、ロープウェー商店街の店舗が通常通り営業していると情報発信する ・営業を停止しているロープウェー駅舎や大型バスの駐車場を開放しイベントなどで使えるようにする などの支援を訴えました。 これに対し、野志市長は… 「“城山ロープウェイ駅舎の2階の広場でイベントをするなど”ということを記載されていますが、どんどん使っていただいたらと思います」 駅舎の2階のスペースを無料で使えるようにするほか、イベントの開催やクーポンの発行などに活用できる補助金に100万円を上乗せすると伝えました。
また、県庁では… 中村知事: 「ともかく大街道、銀天街が厳しい状況になっている中、ロープウェー街まで失ってしまうと本当に大変なことになるということで、県としてできることはサポートしていきたい」 中村知事が韓国や台湾などからのインバウンド観光客へのロープウェー街のPR強化など、市や振興組合と連携して側面的な支援を行う方針を示しました。