原爆資料館の「必ず見てほしい資料」 10点あまり30分程度で見学できる 27日からチラシを用意
広島ニュースTSS
日本被団協のノーベル平和賞受賞などを追い風に原爆資料館を訪れる人の増加が見込まれることから、広島市は「必ず見てほしい資料」を厳選して紹介する取り組みを始めます。 原爆資料館の見学にかかる所要時間はおよそ2時間とされていますが、平均滞在時間は45分程という調査結果もあります。 そこで、広島市は、チラシを用意してあまり時間に余裕のない入館者にも「必ず見てほしい資料」を厳選して紹介することにしました。 このうち、「ホワイトパノラマ」は、原爆投下で街が焦土と化す全体像を、視覚的に訴える展示物です。 「焼けただれた三輪車や弁当箱」。熱線のすさまじさを示す貴重な資料です。 この写真は、目に見えない放射能の人体への影響と、長年に及ぶ被爆者や遺族の苦しみや悲しみを表すものです。 取り組みでは、音声ガイドも使いながら10点余りの資料を30分程で見学できるようになっています。 日本語と英語で書かれたチラシは、27日から館内に設置されます。
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