『ブルーモーメント』山下智久インタビュー 大変だったのはせりふ量「一番苦手な科目の試験期間がずっと続いている状態」
◆後半戦では謎の政治家・新島役で伊藤英明さんが電撃参戦されましたね。 当時の共演を懐かしむ瞬間もありましたし、英明さんが今やっている作品の話などもさせていただきました。英明さんとは昔共演して以来定期的にお会いする機会があって、ご縁を感じているんですが、いつ会っても気のいい兄貴的な存在です。 ◆幼なじみの藤村役を演じた田中圭さんとも9年ぶりの共演でした。 今回は撮影日数が少なかったので一緒に食事に行ったりすることはできなかったんですが、当時共演していた時は週に1回くらいのペースで飲みに行ったりしていたんです。僕にとって圭君は、気を使わず本当の自分をさらけ出せる数少ない仲間の一人なので、またご一緒できてうれしかったです。 ◆初共演だった方もいらっしゃいますが、意外な一面があった方を挙げるならどなたでしょうか。 舘ひろしさんですね。最初はハードボイルドというかダンディな印象があったんですが、今回共演させていただいて実はすごくチャーミングな部分も持ち合わせていらっしゃる方なんだなと。いつも笑顔で気さくに接してくださったおかげで、僕自身もリラックスして取り組むことができました。 ◆視聴者の皆さんからの声は届いていましたか? はい。リアルタイムで見てくださっている方はもちろん、 配信で見てくださっている方も含めて、本当にたくさんの方に見ていただけていることを実感していますし、愛される作品になったなという気持ちです。皆さんから頂いたメッセージが僕たちのモチベーションにもなっていたので、本当に感謝しています。 ◆あらためて本作を通して得たものについて教えてください。 大変な仕事であることを実感したと同時に、大変な時間を一緒に過ごせる仲間がいることの大切さにもあらためて気づかせていただきました。また、日本は災害の多い国なので、万が一に備えて準備しておかなければならないなとも思いました。今はまだ非常食を用意するくらいしかできていないんですが、災害に巻き込まれた時に何かしら音を鳴らすことで気付いてもらえて助かる確率が格段に上がると知って。日頃身に着けているカバンに小さい笛をつけておくなどの対策も必要だなと思います。 ◆では最後に最終回の見どころをお願いします。 SDMが観測史上最大クラスの台風にどう立ち向かっていくのかというところに注目してほしいです。また、SDMは壮大な夢を追いかけているチームで、現状に満足することなく、さらに上を目指していこうという意識が高いんですが、そこに関しては僕自身もすごく共感できます。常に高みを目指すチーム全体のパワーやモチベーションのようなものも受け取ってもらえたらうれしいですね。 ◆ちなみにこれまでご自身が出演されたドラマが映画化されたこともあったと思いますが、本作についてはいかがですか? それはやはり『ブルーモーメント』を見てくださっている方や応援してくださっているファンの皆さんが決めてくれることなのかなと。でももしそういったお声を頂けたら、その時はまたこのチームで再集結できたらいいなと思います。
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