家計の事情で「1万円」しか出せないのですが、めいっ子への「卒業祝い」「入学祝い」を、どちらか1つだけにするのは失礼ですか? めいが春から高校を卒業し、大学生になりました
春にはお祝いのシーズンを迎える家庭が多くありますが、特にめいやおいなどが高校を卒業し、第1志望の大学に進学すると喜びもひとしおではないでしょうか。 しかし、家計の事情で高校の卒業祝いと大学の入学祝いのどちらか一方を選ばなければならない場合、どのように対応すれば良いのか迷う人もいるでしょう。 本記事では、こうした状況での適切な対応を解説し、また入学祝いの相場や贈る時期についても詳しく説明します。 ▼子ども名義の口座に「月3万円」ずつ入金してるけど、将来口座を渡すときに「贈与税」はかかるの? 非課税にすることは可能?
「卒業祝い」と「入学祝い」どっちを優先?
卒業と入学は、どちらも人生の大切な節目です。しかし、この節目はほぼ同時に訪れ、どちらのお祝いを優先すべきか悩む人も少なくありません。実際のところは多くの場合、入学祝いが優先される傾向にあります。 なぜなら、入学という新しいスタートは、新たな環境への適応、新しい学用品の購入、場合によっては引っ越しや通学手段の変更など、さまざまな準備と費用が伴うからです。 また、入学は新しい始まりであり、新たな生活を迎えるにあたっての励ましとサポートの意味合いが強いため、社会的には入学祝いを贈る習慣が根強いのです。 特に、高校から大学への進学は、生活環境が大きく変わる可能性が高く、その準備には相応の費用が必要となります。したがって、家計に限りがある場合は、これらの新しい生活のスタートをサポートする意味でも、卒業祝いより入学祝いを優先させるのが無難です。 対して、卒業祝いは人生の一区切りを祝うものです。大切なイベントではあるものの、進学する人にとっては入学と比べ、即座に新たな準備が必要というわけではありません。ただし、これはあくまで一般的なケースです。 もし卒業が特に重要な節目である、例えば長年にわたって特別な活動をしていたり、特定の物事を成し遂げたりした場合は、その重要性を考慮して卒業祝いを選ぶのも1つの方法です。 もし、どうしても両方を贈りたい場合は、負担がかからない範囲でそれぞれ小さなお祝いを用意するのもいいでしょう。