ゴリラ・警視庁捜査第8班【1】人は彼らをゴリラと呼ぶ。物語をおさらい
【ポリスアクションの決定版!ゴリラ・警視庁捜査第8班】 西部警察終了後、初の石原プロ制作の刑事ドラマということで、否が応でも高まる期待。スピード感と臨場感あふれる銃撃戦&カーアクション、テレビ画面いっぱいに炎が広がる大迫力の爆破シーン……大興奮したあの場面がまた見られるのか! 【画像11枚】ゴリラ・警視庁捜査第8班のオフショット。若き日の出演者たちの姿! そんな期待に胸高鳴りながら迎えた第1話は、とにかく度肝を抜かれた。物語は倉本省(渡哲也)の宿敵、秋葉が率いるグループが起こした誘拐事件に端を発する。舞台は台湾、フィリピン。その詳細はぜひ実際に見てもらいたいのだが、秋葉グループのアジトに突入する倉本たちのいでたちには、口があんぐりだ。コンバットスーツに身を包んだ彼らはまるで、特殊部隊か、ソルジャーか、傭兵か。とにかく戦闘部隊のそれで、およそ警察組織とは結びつかない。この時点ではあくまで個人という立場だったから……と思いきや、第2話以降もたびたびこの姿が登場する。ある意味、警察ドラマの枠を飛び越えた設定だ。また、フィリピン政府全面協力のもと行われた戦闘シーンが期待を上回る迫力。使用される銃器も爆破も規格外のスケールだった。 さて、この活躍をもって正式に誕生した捜査第8班、通称「ゴリラ(G8)」。メンバーは倉本を筆頭に、第1話で出会った伊達、風間、谷川。で、ここでも驚がくの事実が明らかに。彼らは「グリーンカード」と呼ばるものを所持しているのだ。これはいわゆる「殺人許可証」。秘密裏の組織とはいえ、「こんなのあり!?」と驚きを隠せなかった。 初出:ハチマルヒーロー 2017年9月号 Vol.43 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部