ＫＯ勝利を果たした木村蓮太朗　（カメラ・佐々木　清勝）

◆プロボクシング　「フェニックスバトル１１５＆ふじの国ＰＲＯＦＥＳＳＩＯＮＡＬ　ＢＯＸＩＮＧ５」　▽５８・０キロ契約８回戦　木村蓮太朗―ジェスレイ・ワミナル（１４日、東京・後楽園ホール） 　日本フェザー級（５７・１キロ以下）１位の木村蓮太朗（駿河男児）とジェスレイ・ワミナル（フィリピン）が対戦。１回に木村の左ボディーでワミナルがダウン。そのまま、テンカウントとなった。試合後、木村はリング上で「プロボクサーとして絶対やってはいけないことをやってしまいました。本当に申し訳ございませんでした」と四方に頭を下げて謝罪した。 　戦績は２６歳の木村が８勝（４ＫＯ）１敗、８勝２９歳のワミナルが１６勝（９ＫＯ）１１敗１分け。 　２人は１３日に行われた前日計量で、ともに５８・０キロを超過。木村が５９・５キロで１・５キロオーバー・ワミナルは５８・３キロで３００グラムオーバーした。この日の当日計量で木村が６２・４キロ、ワミナルが６１・２５キロ。日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）規定である８％オーバー（６２・５キロ）以内だったため、試合は成立した。ただし、木村は計量オーバーによる６か月のライセンス資格停止処分、日本ランキング１位はＪＢＣ預かりとなることが濃厚だ。 　最近２年は水抜きで最後に一気に減量する方法を取っていたが、「ちゃんとした知識がなくやって、最後（体重が）落ちなくなってしまった。全ては自分の甘さ」。４キロ落とすはずがまったく減量できず、５キロオーバーから様々な方法を試したが、落ちきらなかったという。 　今後について「続けるとか辞めるとか言う権利はない。やることになったとしても、この階級でやるのは相手に失礼」とフェザー級、スーパーフェザー級（５８・９キロ以下）で試合に出ることはないとした。