「私はあなたの何?」中野タワマン「公認会計士刺殺事件」近隣住民が語る容疑者からの“一方的な口論”
惨劇が起きたのは、9月16日19時前のことだったーー。警視庁中野警察署は、タワーマンションに同居していたパートナー男性で、公認会計士の溝谷侑也さんをハサミで刺した容疑で、佐藤琴美容疑者(25)を現行犯逮捕した。 【画像あり】いまでも被害男性への好意は変わらないと証言する佐藤容疑者 「溝谷さんは搬送先の病院で死亡が確認されことから、中野署は容疑を殺人未遂から殺人に切り替え、今後、捜査をするそうです。佐藤容疑者は『男性と口論になった』と供述しているようです」(社会部記者) 溝谷さんと佐藤容疑者はこの日、夕食を食べた寿司店の帰り道で言い争いとなり、マンション入り口でも口論になっていたという。目撃した近隣住人がこう明かす。 「佐藤容疑者は、溝谷さんよりもかなり小さい、かわいい感じの女性でした。溝谷さんがオートロックを開けている間も、一方的に責め立てている感じでした。『私はいったい、何? あなたの何?』といった問いかけをずっとしていました」 溝谷さんは、佐藤容疑者に反論することもなく、黙っている反面、とくに困っている様子もなかったという。 「相手にしていない感じで、そのときはむしろ、佐藤容疑者のほうが気の毒に感じましたね」(近隣住民) 2人は毎日のようにけんかしていたようだ。別の近隣住人は、溝谷さんの“不審な姿”をこう証言する。 「エレベーターのなかでたまに見かけるのですが、2人はいつも口論をしている感じでした。たいていは帰宅時間が遅いとか、予定どおりの時間に帰ってこない、連絡がない、みたいな、一緒に暮らせばよくある内容です。今回、溝谷さんが公認会計士だと初めて知ったのですが、激務だったんだろうなと思いました。エントランスを抜けると休憩スペースがあるんですが、深夜に溝谷さんが座って、スマホをいじっている姿を何度か目撃したことがあります。エレベーターに乗ればすぐ自宅なのに、帰りたくないのか、追い出されたのか、どうしたのだろうと思いました」 交際して間もない2人の、突発的なけんかが原因だったとされるが、詳しい動機はまだわかっていない。 「まず、女性の声で『パートナー男性を刺してしまった』と119番通報があったようです。消防から警察署に連絡が入り、ほぼ同時に部屋に入ったようですが、溝谷さんは血まみれの状態で横たわっていたそうです。2人がどうやって出会ったのかなど、詳細は分かっていませんが、佐藤容疑者の供述によると、溝谷さんから交際を申し込んで同棲するようになったそうです。ただ、出会ってから同棲するまで1カ月程度のようで、溝谷さんは三次試験に合格して、はれて公認会計士になったばかり。お互いに安定していない環境のなかで、すれ違いがあったようです」(前出・記者) どんなことがあっても、人を傷つけるようなことがあってはいけない。