教員の「定額働かせ放題」改善は?ほぼ休憩無しで“10時間勤務”小学校の先生に1日密着【news23】
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「定額働かせ放題」とも揶揄されている学校教育の現場。 公立学校の教員の給与は残業代を支払わない代わりに、給料の月額4%を上乗せすると半世紀前の法律で定められています。 【写真を見る】教員の「定額働かせ放題」改善は?ほぼ休憩無しで“10時間勤務”小学校の先生に1日密着【news23】 先生の待遇をどう改善するか、まずはある小学校の先生の1日に密着しました。 ■「1年目2年目で勤務時間内にこなせる量ではない」 朝6時すぎ。辺りがまだ薄暗いなか、車を走らせるのは千葉県の公立小学校で6年生の担任をしている小藤田先生(34)。 小学6年生の担任 小藤田先生 「普通の会社員との働き方の差がすごくて、それはもう衝撃だった。初任の時から5年目ぐらいまでは辛かったというか大変だった。すごく」 教員生活11年目ですが、毎朝5時に起きる生活が続いています。 出勤すると、まずは主任をつとめる小学6年生の学年会に向けた資料作りや授業の準備をします。 小藤田先生 「子どもたちは7時50分に来るんですけども、自分は1時間前ぐらいに学校に着いてその日の授業の確認をしている」 小藤田先生は、必ず子どもたちより早く教室に居るようにしています。 小藤田先生 「一番は子どもたちを迎え入れるのが大事だと思っているので、笑顔で挨拶して迎え入れるように意識しています」 8時になると子どもたちが続々と登校してきます。 生徒 「元気な先生です!熱血系みたいな。ファイトファイト!よっしゃよっしゃみたいな(笑)」 この日の理科の授業は、テコの原理について。 小藤田先生は分かりやすく教えるために、お手製の実験器具を用意していました。 小藤田先生 「理科の準備ってすごく大変。いまの仕事の量が、1年目2年目で勤務時間内にこなせる量ではない。外国語とかはこの学校にはないが、これ以外にも、まだありますね」 ■ほぼ休憩なしで「10時間」勤務 授業が終わり子どもたちの帰りを見送ったあとも、保護者への電話など業務は多岐にわたります。 小藤田先生 「もしもし小藤田です」「6年1組担任の小藤田です」 残っているテストの丸付けも放課後に行います。