ふわふわの雪の妖精「シマエナガ」の豆知識クイズ。重さは1円玉何枚分?寒くても元気な秘密は?
北海道の森に暮らす野鳥・シマエナガは、ふわふわの見た目から「雪の妖精」とも呼ばれています。今回は、そんな愛らしさで大人気のシマエナガにまつわる豆知識クイズを3問出題。シマエナガの伝道師で自然写真家の山本光一さんによる、シマエナガの写真絵本『あいたいな シマエナガ』から一部を抜粋・再構成してお届けします。 【写真】愛らしいシマエナガの姿をフォトギャラリーで見る
問題 シマエナガの体重は1円玉何枚分でしょう?
正解は、7枚分(約7g)。 体長は約14cm。また、シマエナガの「シマ」は大きな島ともいえる「北海道」を意味していて、「エナガ」は尾がひしゃくの長い持ち手(柄)に似ていることから名づけられたとされています。
問題 寒くても元気な秘密は?
正解は、羽の間に空気をたくさんためて暖かくしているから。 冬は羽の間に空気をためて体を暖めるからふんわりして見えます。ほかの鳥と比べてシマエナガの羽は、羽を立てると元に戻りにくく、ふわふわの状態が保たれやすくなっています。
問題 シマエナガは種類が違う鳥とも仲良くできる?
正解は、YES。ほかの種類の鳥と群れ(混群)になることもある。 仲間と群れになって暮らすシマエナガは、コガラ、シジュウカラ、コゲラなどのほかの種類の鳥と群れ(混群)になることもあります。シマエナガは危険を感じる力がとても優れているといわれていて、シマエナガと一緒にいるとほかの鳥もハイタカなどの敵から身を守ることができます。
山本光一
1965年京都府生まれ。(一財)前田一歩園財団勤務。シマエナガの魅力に魅せられて北海道弟子屈町へ移住。北海道の自然に興味をもってもらうため、“シマエナガの伝道師”として出前授業や講演会、写真展、テレビ出演、グッズのプロデュースなど様々な活動を行っている。 ●山本光一さんによる写真絵本『あいたいな シマエナガ』 シマエナガの特徴や暮らしの様子を、美しい写真とお話仕立てのやさしい文章で、子どもたちにもわかりやすく紹介。体の特徴や暮らしの様子、おすすめ観察スポット等を紹介した情報ページ付き。山本光一(写真)1540円/世界文化ワンダーグループ
家庭画報.com