【災害時に役立つレシピ】電気&ガスは使えるが水が出ない時に!洗い物極少の炊込みご飯
2024年の元日夕方に発生した能登半島地震。石川県七尾市に住むクックパッドアンバサダーの悠美姉さんは自宅で被災し、改めて「食」の大切さに気付かされたと言います。そんな悠美姉さんが被災地で暮らす中で実際に役立ったレシピをご紹介します。お住まいの地域では震災直後から電気とガスは使えましたが、断水が発生し現時点でも水は出ていないそうです。今回は「使える水が限られているとき」にこそ作ってほしい炊込みご飯レシピを教えてくれます。 ◇ ◇ ◇
どこか他人事になっていた震災に対する準備
クックパッドアンバサダーの悠美姉です。 地元・能登に根付いた「食」に関する活動を行なっています。 私は今回の地震で被災するまで、震災はいつどこで起きてもおかしくないと頭ではわかってはいても「自分が住んでいる場所では大丈夫、起きても備蓄しているから平気だろう。」そう考えながら備蓄品を細かく確認することもなく過ごしていました。今考えれば、震災が自分の身に起きてほしくないという気持ちから、怖くて自分事にしたくなかったという心の弱さがあったのかもしれません。 しかし震災が発生し、便利な生活から一転、不便な生活に一気に変わってしまいました。 実際に自分の身に起きると、今までの準備や経験をどのように生かせばよいのか、恥ずかしながら発災直後は思考停止していました。
水がでないと料理の工程が限られる
石川県七尾市では、電気とガスを使える家庭が多く、震災後ほどなくして自宅で在宅避難されている方もたくさんいます。しかしながら断水のために水がでず、トイレやお風呂はもちろんのこと、食事を作る上でも不便な生活を送っています。料理に水がどれだけ大切なのかを実感しました。 今回はなるべく洗い物を減らしながらも手間をかけずにおいしく温かい食事を楽しむことができる「炊込みご飯レシピ」をご紹介します。
シーフードミックスで中華風炊込みご飯
【材料】 無洗米…3合 シーフードミックス…約200g 舞茸…ひとつかみ 鶏ガラスープの素(顆粒)…大さじ1と1/2 醤油…大さじ1 きざみのり…お好みで 【作り方】 1. 今回は無洗米を使いました。炊飯器に鶏ガラスープの素、醤油を入れたら規定量まで水を加えます。