「パットで勝負をしたかった」 石川遼はパーオンに苦戦し予選落ち
◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 2日目(9日)◇横浜CC(神奈川)◇7207yd(パー71) 【画像】あれば便利? ツアー現場で見つけた“変わり種”アイテム フェアウェイキープが上向いたのに、バーディパットがなかなか打てない。石川遼は今季ツアー11位(70.833%)につけるパーオン率で、この日はフィールド80位の61.111%。3バーディ、3ボギー「71」のパープレーが精いっぱいでにまとめたが、通算1オーバーでカットラインに4打届かなかった。
「このコンディションの中で、もうちょっとグリーンに乗せてパットで勝負をしたかった」。パットの感触が悪くないだけに、チャンスを作れなかった一日が悔やまれる。フェアウェイキープ率は初日の60%(118位)から80%(30位)に改善したが、そこからつながらない。「ショートアイアンで、グリーンをキャリーでオーバーしたり」と、クラブ選択のミスからチャンスを作れない展開が続いた。 1オーバー107位から出て、難易度の高いホールが続く前半インで1つ伸ばしたが、後半のバーディは1番だけ。後半唯一のパー5の4番も2オンしながらバーディを奪えず、6、8番はグリーンを外してボギーを叩いた。
横浜CCはプライベートでもよく回る。リスクを知っているからこそ攻めきれない怖さもある。「試合で回ったらもう少しいいスコアを出せるかなと期待はしていたけど、普段から難しいコース。そのまんまが(結果に)出ているなという感じ」。昨年大会に続く予選落ちが無念そうだ。 次戦は22日開幕の「Sansan KBCオーガスタ」。そこからシーズン残り12試合中、過去6試合で優勝している。「良い準備をしてまた次から頑張りたい」と切り替えた。(横浜市保土ケ谷区/谷口愛純)