“移籍”か“残留”か…今オフのFA有力候補(5)ドラゴンズから“FA流出”か
プロ野球のストーブリーグで大きな話題となるのが、フリーエージェント(FA)戦線だ。昨オフは山﨑福也、山川穂高、西川龍馬の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今年も多くの選手がFA権を保有しており、動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA有力候補を紹介したい。
木下拓哉(中日ドラゴンズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/95kg ・生年月日:1991年12月18日 ・経歴:高知高 - 法政大 - トヨタ自動車 ・ドラフト:2015年ドラフト3位 ここ数年は成績を落としているが、2021年は2桁本塁打を放つなど豊富な実績を持つ木下拓哉。今オフに国内FA権の行使を表明した。 トヨタ自動車から2015年ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団。2020年に正捕手の座を確立すると、翌2021年に123試合出場、打率.270、11本塁打、43打点の好成績を収めた。 しかし、昨季はけがに泣かされて89試合の出場にとどまり、打率.237、5本塁打、26打点と低迷。 今季も状態が上がらず、74試合の出場で打率.228と不本意な結果に。2020年から2年連続4割以上を記録していた盗塁阻止率も、1割台に落ち込むなど攻守で精彩を欠いた。 それでも、今オフには国内FA権を行使。中日は宣言残留を認める方針を示している。 FA移籍となれば人的補償が発生するとみられるが、経験豊富な捕手だけに、去就に注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部