大阪都構想3回目挑戦にも前向き 「やらないことはない」と出馬表明の維新・吉村氏
日本維新の会の代表選(17日告示、12月1日投開票)に立候補する意向を表明した吉村洋文共同代表(49)は12日の記者会見で、国政政党としての維新の存在意義の一つに「道州制を実現する政党」を掲げた。維新の看板政策である「大阪都構想」との関係について「都構想の先に道州制がある」と主張。都構想の是非を問う3回目の住民投票を実施するか問われ「日本維新の会として決まっていないが、やらないことはない」と述べた。 【写真】「維新消滅の危機、やるしかない」 知事との兼務悩んだ吉村氏、会見で出馬の経緯を吐露 吉村氏は会見で、統治機構改革の一環として道州制の実現を挙げ「東京の一極集中は間違っている。何かするにしても、権限は霞が関にあり、ルールも地方で決められない」と問題提起した。 大阪都構想は、大阪市と大阪府の「二重行政」解消などを目的に大阪市を廃止し、特別区に再編する統治機構改革。維新は平成27年と令和2年の2回にわたり、大阪市民を対象に都構想の是非を問う住民投票を実施したが、いずれも反対多数で否決された。