Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング6位。4億円ダウン…。2000人減少…。経営権移り変革期
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものもある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。 ※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値
6位:FC東京(215) 2023リーグ戦成績:11位(J1) 2023リーグ戦平均入場者数:2万9410人(2位) 2023シーズンホームグロウン人数:10人(5位タイ) 2022年度営業収益:約52億7400万円(8位) 今季のFC東京は中位をさまよい続け、監督交代を経ても順位は大きく変わらず。終盤は負けが込み、11位でシーズンを終えている。優勝を争った2019シーズン以降は6位、9位、6位、11位と優勝争いからは遠ざかっている。 入場者数は浦和レッズに次ぐ2位で、今季は2万9410人を記録しているが、2019年と比較すると約2000人も減少している。その間、経営権が東京ガスからミクシィへと移り、エンブレムのアップデートを含めたクラブのリブランディングが進んでいるところ。営業収益も2019年度の約56億3500万円から約4億円落としている。 FC東京の育成組織はこれまで数多くの選手をトップチームに輩出しており、今季開幕時点では10人が名を連ねた。野澤大志ブランドンは正GKの座を手中に収め、ルーキーの俵積田晃太もリーグ戦27試合に出場する飛躍のシーズンを送っている。そのほかにもバングーナガンデ佳史扶、熊田直紀といった世代別代表で活躍する選手も在籍しており、トップチームの戦力になっている。
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